新年の準備
結局こっちに移行するのはやめて、元のまま続行することに。
七十二候は終わりにして、字体の話題を思いつくまま書いていく。
10年前には想像もつかなかったほど、ネット上での漢字環境は様変わりした。
結果的に字体についての議論は、ますます明朝体を中心に回ることになってしまった。篆書であれ、隷書であれ、楷書であれ、すべて明朝体に置き換わった姿で整理されてしまう。それがまた字体についての誤解を増幅する。いたちごっこだ。
ある漢字について「伝統的楷書ではこう書く」と画像を示そうとして、その字体が明朝体でUnicodeにすでに登録されていることに気づく……なんてことばかり。
近いうちに篆書や甲骨文がUnicodeに登録されるようだから、ますます厄介なことになる。実に面白い。