IPA変体仮名仕様書の字母（ま行）

今日は東京でも午前11時前後から雪が降り出したちまち数センチの積雪となった。

部屋の中も寒い。

それはともかく今回はま行。

142万　143末　144眞　145萬　146滿

147三　148見　149身　150美　151微

152牟　153武　154無　155舞

156女　157免　158面　159馬

160毛　161母　162茂　163裳

（太字は複数の仮名がある）

 

IPA入札仕様書では字母は概ね康熙字典体で示され、常用漢字字体は示されていない。

142番は例外なのか、別字扱いなのか。

 

「ま」の字母は「末」。

　

「滿」は、

　

上に挙げた三つのグリフ、すべて筆遣いが異なるが、このくらいは包摂できる。

「万」と「萬」。

　

　

ac73はちょっと苦しい。

ほかに、「真」もある。

「み」の字母は「美」で、ここまで単純化されるまでの過程が見られる。

　

　

「三」は片仮名の「ミ」と同形だが、

　

住基仮名はあまり「ミ」に見えない。

「見」もよくある。

　

「身」は結構難しい。

　

住基仮名は太り過ぎ。

「む」の字母は「武」だが、「む」以外の字形はあまりない。書道系から拾った。

　

住基仮名はもはやループでなく後から丸を書いたみたいに見える。

「無」はこんな感じ。

　

ただ写研に二種類ある。

「牟」は活字見本帳では見ないが、

　

「舞」は

　　

「め」の字母は「女」。「あ」「ぬ」と共通する「女」からはこの形しかない。

IPAは「女」からどのような変体仮名を作れというのだろうか。

「免」からは、

　

「面」からは、

　

住基仮名の形はかなり書きづらい。

「馬」を字母とすると、「ま」とも「め」とも読めることになる。

　

「も」は「毛」から。これも形が安定しない。

　

「母」からは、

「裳」からは、

　

「茂」からは、

　

他に、「藻」もある。