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11/19の準備

昨年まで阿佐ヶ谷美術専門学校でタイポグラフィの講師をしていたが、経費節減で御役御免になってしまい、年に一度だけ講義をするということになった。

で、その準備として、学生たちに下の文面のメールを送ってもらい、彼らの環境でどう見えるかを回答してもらった。

 

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①「峡谷の宿の狭い部屋」と「峽谷の宿の狹い部屋」。

②「頰を染める」と「頬を染める」。

③「麺類」と「麵類」と「面类」。

④「譲る」と「讓る」、「胆嚢」と「胆囊」と「膽囊」。

⑤「葛󠄁飾」と「葛󠄀城」。

⑥「吉田」と「𠮷野」。

⑦「叱る」と「𠮟る」。

⑧「遡󠄀上」と「遡󠄁及」。

⑨「高田」と「髙橋」。

⑩ABCとΑΒΓとАБВ。

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①第1水準の「峡狭」と第2水準の「峽狹」。これは大丈夫でないと困る。ここから化けるようだとUTF-8が読めないということ。

②「頰」は第3水準だが常用漢字、「頬」は第1水準ガラケーはここで躓く。

③「麺類」は第1水準で常用漢字。「麵類」は第3水準と互換漢字。正規化されて「類」は点が消える。「面类」は簡体字(簡化字)。後ろは米/大になる筈だが、AdobeJapan1-4に「类」があるためMacやiPhoneでは米/犬になる。

https://twitter.com/ken_lunde/statuses/395309613458788352

④第1水準の「譲」と第2水準の「讓」(人名用漢字)は大丈夫だが、第1水準の「嚢」と第3水準の「囊」、そして第2水準の「膽」。違いが細かくて読み取れるかどうか。

⑤「葛󠄁飾」と「葛󠄀城」。これはIVSを入れてある。「葛󠄁飾」は04JIS、「葛󠄀城」は90JIS。

⑥「吉田」と「𠮷野」。統合漢字拡張Bの「𠮷」はAndroidでは読めない筈。

⑦「叱る」と「𠮟る」。同じく統合漢字拡張Bの「𠮟」。常用漢字なのに。

⑧「遡󠄀上」と「遡󠄁及」。これもIVSを入れてある。iOS7で区別できるようになった。

⑨「高田」と「髙橋」。「髙」はJISでは「高」に包摂。IBM特殊漢字だが統合漢字なのでガラケー以外は通る筈。

⑩ABCとΑΒΓとАБВ。ラテンとキリルとギリシャのアルファベット最初の3文字。環境によって後ろ二つが全角表示になる。

 

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お読みの環境では如何だろうか。