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二重引用符の“double quote”と〝ノノカギ〟について(8)

自分がこんなにしつこいヤツだとは知らなかった。

再び引用符とCIDについて。左上がPr6Nフォント、右上はそれをProフォントに変えたもの。この二つをコピーして縦組にしたのが下のふたつ。

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Proフォントに変えたことで、“double quote”のCIDが変わり、縦組にすることで、括弧類や句読点のCIDが変わる。
そこで、「環境設定/組版」の「縦組み中で引用符を回転」をOFFにすると……

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“double quote”が〝ノノカギ〟に変わる(CIDが変わる)ことはすでに書いたとおり。
ここで「検索と置換」で「“”」を赤くする。

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右下で〝ノノカギ〟に見えるものが実は“double quote”のままなのがわかる。
次に「〝〟」を緑にしてみる。

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フォントや組み方向、設定を変えてもテキスト内容は変わらずCIDだけが変わる(当然のことですね)。

 

ところが、人力でCIDを変えると話は違ってくる。
横組で“double quote”を直線型の上上ノノカギに変えたいとする。

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字形パネルで見ると、候補がいくつもあってどれを選んだらよいのか分かりづらい。ところが別のフォントでは、

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ノノカギの角度が微妙に違う。受けの方を見ると、

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上の段のものは〝ノノカギ〟だとわかる。したがって下段の3つのうちから選べばいいことになる。
3つとも試してみる。

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どれも同じに見える。実は文字組みアキ量設定が効いているのでこういうことになる。
このフォントだとあまり違わないように見えるから、上段のものも試してみる。

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さらにこれを縦組にしてみると……

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縦横どちらも大丈夫なように見える組がある(片方は「〝〟」)。

では、「“」を108→12169、「”」を122→12170に変換してやれば、縦も横もうまくいくのでは……

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おお、バッチリ。ただし、変換後はテキストそのものが「“”」ではなく「〝〟」に変わってしまっているので注意。