2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

二重引用符の“double quote”と〝ノノカギ〟について(8)

自分がこんなにしつこいヤツだとは知らなかった。 再び引用符とCIDについて。左上がPr6Nフォント、右上はそれをProフォントに変えたもの。この二つをコピーして縦組にしたのが下のふたつ。 Proフォントに変えたことで、“double quote”のCIDが変わり、縦組に…

二重引用符の“double quote”と〝ノノカギ〟について(7)

まだしつこく続いている。やめたいが落としどころが見つからない。 今回は「英語では“boy”、日本語で“坊や”、そう呼ばれる年頃なのだった。」という原稿をAdobe InDesign CS6で組版するという挑戦。挑戦ってアナタ、何をオーバーなと言われるだろうが、これ…

二重引用符の“double quote”と〝ノノカギ〟について(6)

Adobe InDesign CS3までは、ドキュメントをパッケージすると使用している欧文フォントがコピーされて同梱されていた。受け取った方はこれをアクティベート(まあ、システムに放り込んでしまえばいいのだがえらいことになる)してドキュメントを開く。ところ…

二重引用符の“double quote”と〝ノノカギ〟について(5)

昨日の(4)の最後に誤解を与えやすい表現をしてしまったので、訂正しておく。〈ヒラギノとPr6NはUnicode(あるいはJIS X 0213)ベースで欧文用がデフォルト。StdとProはJIS X 0208ベースで和文用がデフォルトということになる。〉ではなく、ヒラギノとPr6N…

二重引用符の“double quote”と〝ノノカギ〟について(4)

さて、おさらいしておくと、日本語の横組の場合、使われるのは3種類。 そして縦組は、 広告でクライアントからのいじれない原稿を組む場合に、縦組のところに“天然”なんてものが来るとどうするのか。試しに組んでみると、 こんな苦労があるのかもしれない。…

二重引用符の“double quote”と〝ノノカギ〟について(3)

近デジで、川口義久『アメリカ生活』(大正9)という本を見つけて面白がって見ているのだが、“Above all Nations is Humanity”という標語と『Cosmopolitan Student』という雑誌名での引用符の遣い分けに目がとまった。 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/p…

二重引用符の“double quote”と〝ノノカギ〟について(2)

もうすぐツールドスイスが始まる。ということで、 http://www.tourdesuisse.ch 公式サイトのURL貼っときますね。って、突然なんだという話ですが、このサイト、お国柄でドイツ語、フランス語、英語の3ヶ国表示なのである。で、昨年のレース後のインタビュー…

二重引用符の“double quote”と〝ノノカギ〟について(1)

(1)と付けたので今回も中途半端に終わる予定。 まずは、〝ノノカギ〟の名称について。私の校正者時代には〝ノノカギ〟という名称を聞いたことはなかった。たいていは「ちょんちょん」で済ませていて、正式名称は何なのかよくわからない。人によって「爪括…

二重引用符の“double quote”と〝ノノカギ〟について(前書き)

どうしてもまとまらないので、まとまらないまま書き始めてしまうことにした。この問題については、すでに参考になるページがいくつもある。古いものでは、http://otamon.blog108.fc2.com/blog-entry-36.htmlそして、http://d.hatena.ne.jp/n-yuji/20060107ht…